2014年

8月

23日

人間援助の根本とは何か?

こんにちは、塾長の鈴木です。

 

 

「人間援助の根本ってなんだろう?」

 


あなたは、人が最も救われる思いになる経験とは、
どんな経験だと思いますか? 

 

様々な人たちとカウンセリングをしてきて、
それが何かを実感することができました。

 

人が最も救われる思いになる経験。

それは「理解されることそのもの」だとわかりました。

 


親しい人、家族、信頼できる人などに
自分がぶつかっている問題や苦しみを打ち明ける。

 

しかし、そうした問題に対して、人は、
そうそうしっかりとした対応はしてあげられないもの。

 

励ましたり、勇気づけたり、助言をしたり。

 


もちろんそれで解決したり、元気になることもあります。

 

でも、そうした励まし、勇気づけ、助言を以てしても、
どうにも解決しない、どうしてもスッキリしない。

 

そういう問題を抱えることもあると思います。

 


そんな時、私たちはいったい

どんな対応をしてあげれば良いのでしょう?

 

また、どんな時に私たちは

救われる思いになるものなのでしょうか?

 


それは「理解される」という経験です。

 

「理解されること」こそが私たちに勇気を与え、
前進するための力を呼び起こす経験なんですね。

 


カウンセリングの祖といえるカール・R・ロジャーズ。

 

そのロジャーズも、自分自身がセラピーや相談活動を通して、
励ましや助言、指導などの限界にぶつかりました。

 

相談者に対して、その専門性から

様々なアドバイスや指導を試みました。

 

しかし、それでも相談者の力になれないというケースに

何度も遭遇し、その限界を思い知ることになりました。

 

 

「こう考えるといいのでは?」「こうしてみてはいかがでしょう?」

 


こうした働きかけが通用しない相談や場面にロジャーズ自身、
何度も直面したのだそうです。

 

そんな時、ただ理解してあげること。

 

「理解されること」によって、その人は立ち上がっていく。

 


そのことにロジャーズは気づきます。


人が最も励まされること、最も勇気づけられ、
前進する力に変わるもの。

 

それは、ただ「理解されることそのもの」であったのです。


「ああ、この人は私のことを本当にわかってくれるんだ」


こうした実感こそが力となり、一人ではないんだという想いになり、
やがて立ち上がっていく力に変わっていく。

 

それ以来、ロジャーズは「理解」ということを

徹底して研究・検証していきます。

 

その結果、導き出されたのが「共感的理解」という概念とスキルでした。

 


ここまで書きながら、私は師匠の言葉を思い出しました。

 


ある難解なケースの事例検討を行っていたときのことでした。

 

そのケースは1年あまりをかけて検討を続けてきたケースでした。

 

努力の甲斐あってか、進展がみられ、
クライエントの言動にも目に見えた変化が現れた時のことです。

 


師匠はこう言いました。


私たちがこのケースに取り組んできた結果、治療的な効果が顕著にみられた。

 

しかし、我々は「治療しよう」という意識など全く持っていなかった。

 

「良くしよう」とか「何かをクライエントに示唆しよう、
気づかせよう」とも思わなかった。

 

我々がやってきたことは、ただこのクライエントの言動を通した
「理解」に努めることだった。

 


クライエントが何を伝えようとしているのか?

 

クライエントがわかってほしいことは何なのか?

 

クライエントの内面で起きていることは、一体何なのか?

 


こうしたことに対する全体的、
核心的な理解にひたすら専念しただけでした。

 

その結果、難解なケースに顕著な成果を生み出すことができたわけです。

 


カウンセリングというのは、理解に始まり、理解に終わる。

 

師匠の言葉を聞いて私は、そんな風に思いを新たにしたものです。

 

 

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