「カウンセリングの新しいフェーズへ」メルマガ第92回:2014年2月4日

こんにちは、鈴木です。
メルマガを開封して頂き、ありがとうございます。

 

 

「摂理を説いていく」


私はロジャーズのカウンセリングを学び、自分なりに実践してきました。

クライエントとの心の交流は、先ず「聞く」ということに始まるからです。


全ての神経、エネルギーを注いで相手の話を聞く。

頭ではなく、心で話を聞く。

クライエントの心を自分の心で感じ取れるようになるまで聞き続ける。


こうした取り組みを10年にわたって続けてきました。

そして、10年を経て、私のカウンセリングは新たなフェーズに入りました。


「ひたすら聞く」「共感的理解に努める」というカウンセリングから、また一歩踏み込んでいます。

つまり、相手にあることをしっかりと伝えるという姿勢と関わり方です。

どんな関わり方かというと「摂理を説く」というものです。


摂理とはこの場合「自然の摂理」という場合の摂理です。

物事の法則性、世の中の原理原則のようなものですね。

そういう考え方、捉え方、あり方をお伝えするという関わり方です。


10年間カウンセリングを日々続けてきて、あることを感じるようになりました。

それは、共感的理解だけでは進展が見られないケースです。

自分の内面を思うように辿れないケースです。


こういうケースでは、共感的理解に専念するだけでは、行き詰ることがあります。

先に基本的な人生の捉え方、物事の捉え方を理解した方が、進展するケースですね。

そうと判断できた場合は、物事の是々非々や、摂理を伝えたり、それを基軸に話し合ったりします。


ただ、これは傾聴や共感的理解を放棄することとは全く違います。

あくまでも、傾聴や共感的理解をしっかりとやったからこそ見えてくる問題です。

傾聴や共感的理解をしっかり実践した上で、更に「説く」「伝える」という試みをするわけです。


ブレずに安定感をもった人たちがいます。

彼らは世の中の「摂理」、物事の「原理原則」や「本質」を見失わない人たちです。

どんな事象に出くわしても、こうした原理原則や本質を軸に捉え、対応を考えます。

だから彼らは様々な出来事に落ち着いて対処できるわけです。


つまり、カウンセラーはこうした原則を常に失わないことが大切です。

難しいケースに遭遇したとき、こうした原則に沿って考えれば、ブレずに対応できるわけです。


私は従来、こうした積極的な対応にはかなり慎重な姿勢を取っていました。

しかし、傾聴や共感的理解に専念する姿勢を10年続けてきたことで、見極めがつくようになりました。

共感に専念すべきか、はっきり摂理を説くべきか、その見極めがつくようになったのです。


私の見立てが正しければ、はっきりものを伝えた後、クライエントは明らかに変化を見せます。

こちらが伝えたことがストンと入るのがわかります。


そして、時には粘り強く、繰り返し説いていく必要もあります。

明らかな変化を見せても、時間が経つと戻ってしまいそうになる場合もあるからです。

私たちは長年の習性、習慣、無意識の反応を、そう短期間には変えられません。

しかし、変えようと試みる節目節目で、自分のクセに気づくことで、徐々に変わることができます。


ただ、あくまでもこれは傾聴や共感的理解をしっかり実践できることが前提です。

クライエントがしっかりと見えていること、そしてしっかりとした信頼関係があること。

この前提条件があって、はじめて「摂理を説く」という対応が生きてくるからです。


見極めのポイントは、次の3つになります。

1)クライエントにとって「説く」ことが必要かどうかの見極め

2)クライエントがそれを受け容れる体制が出来ているかどうかの見極め

3)クライエントにそれが伝わる信頼関係が出来ているかどうかの見極め


この判断を誤ると、カウンセリングは失敗します。

しかし、的確に判断でき、適切に伝えられれば、カウンセリングは進展していきます。 


     

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