「カウンセリングは直感も大切だった」メルマガ第87回:2013年11月20日

こんにちは、鈴木です。
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「直感を生かす」


先日あるカウンセリング面接で、こんな場面がありました。

クライエントのYさんの話を聞いていて、
私は少しピンと来ない感覚を抱いていました。

具体的なことはもちろん書けませんが、
Yさんがもつ自己否定感がどこから来るのか、
私には今一つ理解できない部分があったのです。


カウンセリングの中でYさんからは、
いろいろないきさつが話されました。

そのエピソードを聞けば、Yさんが自分に自信を失い
自己肯定感を持てなくなっているのも理解はできました。

しかし、私の中で目の前のYさんが、
そうした経験による自己否定感とは別に、
自分に対する否定感を持っている気がしてならなかったのです。


そこでYさんのこれまでの人生をもう一度振り返るような応答を返し、
Yさんの人生を改めて一緒に振り返っていきました。

学生時代の話をしていくうちに、私の中に「ある問い」が浮かんできました。

それは直感が働くような感覚で浮かび上がってきたものです。


Yさんはそのことに直接触れていなかったのですが、
「もしかしたら●●の時代、こんな思いではなかったでしょうか?」
とYさんにその問いを投げかけてみたのです。

するとYさんは、私のその問いかけに静かに顔を縦に振った後、
「そういう思いは・・すごくあります」と、
これまた静かに打ち明けてくれたのです。


このYさんの言葉を耳にしたとき、
私の中では初めてYさんの自己否定感が完全な形で腑に落ちました。

なるほど、それはYさんにすれば大きいな・・と得心がいったのです。


その瞬間、私とYさんとの間には、
なんともいえない一体感のような空気が流れました。

お互いに一つの事(Yさんの自己否定感)に対して、
同じような感覚での理解に至ったという瞬間、空気感でした。


こういう直感は、ある程度の経験があるから働くわけです。

決してカウンセラーの独りよがりではなりませんし、
推測や思い込み、自分の価値観からの決めつけでもなりません。

本当に何も考えていないようなクリアな状態の中から
自然にフッと浮かんでくる、そんな直感が働くという感じです。


この直感に従って対応していくと、かなり確かな方向性が出てきます。

もちろんその入り口は「クライエントの話を正確に聞く」につきます。

正確に聞けるカウンセラーの精神状態、そして聞く姿勢ですね。


こうした基本中の基本をとにかく、ひたすら意識します。

常に基本に立ち返り、基本をおろそかにせず、基本に忠実に実践。

愚直なまでのその繰り返しが、
やがて「臨床直感」のような感覚につながります。


 


    

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