「カウンセラーとして伸びる人、伸びない人」メルマガ第8回:2011年4月9日


こんにちは、鈴木です。

 


「カウンセラーとして伸びる人、伸びない人の違いとは?」

 


震災の後、私は、多くのカウンセラーのブログを読みました。

 

なぜ、そのようなことをしたかというと、
私自身の"心のブレ"をチェックするためでした。

※いわば人の振りみて・・というやつです。

 


ブログなどの文章には、その人の人間性が現れます。
ある意味、隠しようもなく現れるといえます。


震災後の各カウンセラーのブログを見ていると、
明らかに心のブレが、その文章に反映しているものが見られました。

 

こういう時にそのカウンセラーの人間性や、
セラピストとして姿勢がわかります。

 

 

私は先日、あるカウンセラーの方に、
「あなたのブログは・・・」と、
文面に現れるわずかなブレを指摘しました。


私は普段、このようなことは言いません。

 

こんなことを正面から指摘することには、

様々なリスクがあるからです。


しかし今回は、言っても大丈夫な人だったので、
敢えて「スーパーバイザー」の立場から言いました。

 

 

そのカウンセラーもさすがで、
真正面から私の指摘を受け入れました。

 

「良い事を言ってくれる人はいますが、
こういう指摘(耳の痛いこと)をしてくれる人はいないので、

ありがたいです」

 

 

学ぶ土台・姿勢ができている人間から出てくる言葉は
私には殊の外、新鮮な響きを感じさせてくれます。

 

そしてそこにはもちろん、基本的な信頼関係があります。

 

 

この場面に際し、私はあることを思い出しました。


数年前になりますが、我が師匠のお酒の席に同席したときのこと。

 

師匠は、私の眼を真っ直ぐに見ながら、

師弟関係について語り始めました。

 

師匠が話してくれたことは、こんな話でした。

 

 

ケース指導などしていて、こちらからある指摘をする。


すると、こんなことを言うカウンセラーがいる。

 

 

「先生の言うことは納得できません。納得できたら受け入れます」

 

 

これではダメなんだ。

 

そもそも、「納得するだけの力」がないのだから。

 

師匠のいう事に、生徒はまず「全面降伏」でなければならない。

そうでなければ、そこに成長は無い。


(^^;(^^;(^^;


全面降伏という表現は、まあ、穏やかじゃないですね。


でも、私は師が言わんとしていることを即座に理解しました。

 

 

師匠がそのカウンセラーの問題点を指摘する。

 

ところが、カウンセラーは納得できないという。

 

師は、そのカウンセラーにはまだ、
こちらのいう事を納得するような力がない。

 

だからまずは受け入れるという素直さがなければならない。

 

 

師匠が言うのだから、きっと確かな根拠があるはず。


それは、今の自分にはわからないもの、見えていないものなんだ。


だったら、先ずはそのまま受け入れ、実践し、検証してみよう。

 

 

納得できるかできないかなどということは、
そういう検証や試行錯誤の果てにあるものです。

 

得心がいくまでに、場合によっては数年かかることもあるんです。


つまり、人間的な成長や、臨床家として実力をつけるには、
人間的な素直さが必要だということです。

 

 

先ずは教えをそのまま受け入れる。


この姿勢は基本的な姿勢だといえるでしょう。


さらにはそれは、カウンセリングの面接でも同じ。


クライエントの訴えを「納得がいかない」という感じで聴いていたら、
少なくともそのクライエントへの援助はできません。

 

クライエントの訴えは、まずはそのまま受け止める。
そこから全てが始まるわけですね。

 


一事が万事ということです。

 

 

そういう意味でも、素直さというのはとても大切なことです。

 

自分の欠点や問題点への指摘に素直に耳を傾ける姿勢は、
カウンセラーとして、とても重要だということになります。

 

 

私は師の教えを頼りにするしかなかったので、
基本的には師の教えをそのまま受け入れ続けました。

 

時には反発を感じたこともありました。


師匠は時々、皮肉っぽく言って、こちらを試すことがあったからです(笑)

 

「何も、そんな言い方をしなくても・・・」

 

ついつい、言葉に引っかかってしまったこともありました。


でも、時間が経ってみると、師匠の言葉は
いつも的確であることがわかりました。


私は師の言葉をいつも録音していて、
その録音を聴き返し、逐語に起こし、その逐語集を持ち歩き、
事あるごとに読み返していました。


今はその努力が大きな財産となっていることは言うまでもありません。

 



メールアドレス:

(必須)
お名前 (必須)

 

>>体験講座の詳細はこちら