「カウンセラーの苦しみとは?」メルマガ第71回:2013年6月25日

こんにちは、鈴木です。
メルマガを開封して頂き、ありがとうございます。

 

 

先日、とあるキャリアカウンセラーKさんのスーパービジョンをさせて頂きました。

内容は実際の面接記録の検討で、
面接冒頭の6分ほどの逐語記録をチェックしました。

逐語自体は6分という短い内容でしたが、
検討自体は1時間半かけて綿密に行わせて頂きました。


検討内容は主に次のものとなりました。

・面接に向けての事前準備の方法の是非

・面接冒頭のカウンセラーの動き方

・クライエントの語り口とそのパーソナリティー

・クライエントの語りとその思考過程

・クライエントの訴えとその理解

・具体的な応答の仕方のポイント etc

 

まあ、6分という短いやり取りにもかかわらず、
かなりいろいろな要素が見え隠れしていました。

カウンセラーのKさん、思わず深いため息をつきながら
「(自分が取り組むべき)問題は山積みだなあ・・・」と一言。


また、逐語記録を起こすときの葛藤についても話してくれました。

わかります、私も経験がありますのでね(笑)


自分の逐語を、その録音を聴きながら起こすという作業は、
自分の未熟さ、至らなさのオンパレードを突きつけられるようなもの。

何度も聴き返し、記録に起こすうちに、自分自身の未熟さに
ほとほと嫌気がさしてくるものなのです。


現にKさんもその作業において、腹痛や吐き気に見舞われたと告白しました。

そんな告白を、顔を真っ赤にして打ち明けてくれたKさんを見ていて
私の中から浮かんできた次の言葉をそのままKさんに伝えました。


「確かにこんなにうんざりし、嫌気が指す作業はないですね。

私も師匠に厳しいフィードバックをされた時の録音を聴き返すと、
なんともいえない自己嫌悪に、それこそ何度も陥りそうになったものです。

でもね、Kさん。

クライエントもまたそれ以上に苦しんでいるものですし、
この苦しみこそが"クライエントの苦しみそのもの"なんですよ。

我々はそこにいかに直面できるかを問われる仕事をしているんですね」


この私の言葉を聴いたKさん、「・・・そうですね」と言いながら
ハッとしたようなその表情は、みるみる引き締まっていきました。

そんなKさんを目の前に私はこう思いました。

カウンセラーという仕事というのはこのような苦悶、葛藤、
気づき、引き締め、実践・・といったことの繰り返しではないかと・・・


なすべきことは、実は決まっているのです。

あとはどれだけブレずに、そのことをひたすら探求していけるか。

苦悶や葛藤を解決する答えは、その先にしかないのかもしれません。

 

 

    

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