「ウソをつかれたらどうしますか?」メルマガ第52回:2012年10月20日

こんにちは、鈴木です。
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「クライエントのウソにどう対応するか」

 

カウンセリングでウソをつく。

ウソまでとはいかなくても、不正確であったり、曲解した内容を話される。

こうした内容を話されたとき、カウンセラーはその話を
どう聞き、どう理解し、どう対応すればいいのでしょうか?


こうした話は、特に子どもとの面接で経験することが多いでしょう。

特に問題を抱えた子どもは、こうしたウソをよく話します。

明らかにウソだとわかる話もあれば、どちらかきわどい話もあれば、
ちょっとウソとは思えないくらいリアルな話も出てきたりします。


先ず、気をつけなければならないのは、カウンセラーは
その話が「ウソか、本当か」にあまり囚われないこと。

そこに囚われてしまい、その話がウソだと感じたとき、
先ず、そこからはクライエントの話を肯定的には聞けなくなります。

この「肯定的に聞けない」というのは、カウンセリングでは致命傷になります。


大切なのは、その話がウソであろうと本当であろうと、
それを話しているクライエントが「どんな気持ちで話しているか」です。

子どもでいえば、その子がどんな気持ちでこちらに
ウソの話をしているのかということになります。

よーく耳を澄ましてその子の話を聞けるようになると、
その奥にあるその子の感情が感じられるようになります。


必死にもがきながらウソの話をしている子もいれば、
心の中で泣きながらウソの話をしている子もいます。

そういうその子の心にも関心を寄せながら話を聞き、共感を伝えます。


すると、その子もその子で、カウンセラーが自分の話を
ウソだと承知で真剣に聞いていることが理解できます。


そう、問題を抱えた子どもはとても鋭いのですね。


その子にしてみればその瞬間は、本当の話をしても、ウソの話をしても、
カウンセラーに全く同じ態度で受け止めてもらえたことになります。


問題を起こし、問題の態度を取り、その度に否定され続けてきた子ども。

そういう子どもは、いつも「またお前か」「またウソついて」と言われ続けています。


しかし、問題を起こしても、問題の態度を取っても、
ウソの話だとバレても、一貫して肯定的な態度で接してもらえる。

しかも、それがカウンセラーの「心から」の態度であると実感する。

そこにその子が「一歩」階段を“自力”で昇ろうとする気持ちが生起する
貴重なチャンスの「入り口」に立てるかどうかがかかってきます。


しかし、これはウソの話を信じろということではありません。

仮にウソかもしれないと感じたならば、それをその子のケースを見る場合の
判断材料としては採用できないとすることが重要です。


つまり、ウソの話をせずにはいられない気持ちには共感する。

でも、その話に簡単に乗らない。判断の材料としてはそのまま採用できない。

こうした見立て、見極めはしっかりと行うことが大切です。


それから、ウソの種類も見抜く必要があります。


中には「盗癖」など、ウソをつくことに罪悪感を全く感じなかったり、
どんな状況でも平気でウソをついてしまう子どももいます。

この場合、心理的不適応の原因と根深さを、
しっかりと見極めて対応する必要があります。


ただ、そうだとしても、そうしたクライエントに対してカウンセラーは
「全面的に肯定的な態度や感情」で接することが基本になります。

 


   

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