「聞く力をつけるのに必要な話」メルマガ第31回:2012年3月24日

こんにちは、鈴木です。
メルマガを開封して頂き、ありがとうございます。

 

 

「"ひたすら聞く"を貫くこと」

 

これはある時、我が師が強調した言葉です。

 

聞くということの難しさは、一般的には理解されていません。

 

それどころか、ほとんどの人たちは自分が「聞けている」と思っています。

 


養成塾で「聞くための訓練」を実施してみて、
参加者のほとんどが「聞けていない」実態が浮き彫りになります。

 

しかし、世の多くの人たちが、自分は聞けていると思っているわけです。

 


このギャップが人間関係などで様々な問題を起こしている。

 

私はそう言ってもいいのではないかと思っています。

 


師匠のケース検討会で、10年ほどの経験を積んだカウンセラーが
自分の面接を検討に提出しました。

 

その面接では、カウンセラーがクライエントに
「私はあなたのここが問題だと思う」という働きかけをしていました。

 

結果は失敗に終わり、クライエントの信頼を失いました。

 

カウンセラーが「私はこう思う」と働きかけたのに対し、
「そんなこと言われたら私はどうすればいいんですか?」という反応でした。

 


それを聞いて私の師匠はこう言いました。

 

「私もこういう動き方はするが、こっちは44年臨床をやっている。
10年位の経験で真似されたら困るんだよ。」

 


つまり、師匠が「私はこう思う」とやると、
それはクライエントに受け入れられ、面接は進展するのです。

 

こういう働きかけは一度でも失敗したら、それで終わります。

 

クライエントは二度とカウンセリングには来なくなります。

 

師匠が言いたかったのは、余程の経験と力をもっていなければ、
こうした働きかけはすべきではないということでした。

 


そして師匠は次の瞬間こう言ったのです。

 

「私は最初の25年間、(面接では)ただひたすら聞いていた。


それ以外の働きかけは、25年の経験を経てからやり始めたんだ」

 


そのケース検討会に参加したカウンセラーは全員
「最初の25年間」というフレーズに、返す言葉がありませんでした。


ひたすら聞くとは、いったい何を聞くのか?

 

それはいろいろあると思います。

 


クライエントの声にならない声を聞く。

 

沈黙の奥にある声を聞く。

 

言葉には出てこないクライエントの胸の内を聞く。

 


聞くということを貫き続けることで、
やがてそうした「声なき声」が聞けるようになるわけです。

 

私自身も、まだ「ひたすら聞く」の域を出ていません。

 

なぜならば、聞こうとすればするほど、
聞くということの難しさに直面し続けるからです。

 


ただ、いえることは、今の自分に出来ることは
とにかくひたすら聞くことに専心するのみだということ。

 

聞くということの中にある様々な発見、気づきを聞き逃さないこと。

 

そこに自分のエネルギーを集中していくしかないということです。


   

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