「カウンセリングと人間関係の機微」メルマガ第21回:2011年10月22日

こんにちは、鈴木です。

メルマガを開封して頂き、ありがとうございます。

 

  

「カウンセリングと人間関係の"機微"

 

 

 カウンセリングというものは、実に不思議なところがあります。

 

技術的なものも様々に作用しますが、場合によってはそれ以上に

カウンセラーの「態度」「姿勢」が特に大きく影響する場合があります。

 

 

 

カウンセリングの進み方は、それこそ一つ一つかなり違ってきます。

 

それは話されているテーマも違うし、来談される方も違う。

 

同じ来談者でも、一つの瞬間として同じ状態はありません。

 

 

小気味よいくらいに対話が織りなされる面接もありますが、

一方で双方、ほとんど言葉を発しないで時間の流れる面接もあります。

 

 

また、クライエントが自分自身を語り続け、

カウンセラーはほとんど言葉を発しない。

 

その比率がクライエントとカウンセラーで9:1位の場合も珍しくありません。

 

つまり、カウンセラーの応答の頻度とその語数が極めて少ない場合です。

 

 

 

ところが、カウンセラーの応答の頻度と語数が少ないにもかかわらず、

面接はドンドンと進展していきます。

 

 

つまり、カウンセラーがほとんどしゃべらず、

一見「あいづち」に終始しているような面接であっても、

その面接の内容は着実に深まり、進展していくわけです。

 

 

その時に大きく作用するのは、応答の内容もさることながら、

カウンセラーが「どんな姿勢でそこに座っているか」ということです。

 

もっと厳密にいえば、カウンセラーは「あいづちのみの対応」であっても、

クライエントの話に対する理解は「確実」でしかも「深い」わけです。

 

 

カウンセラーがそうした理解の深さを内面で経験していると、

それがカウンセラーの態度に反映してくるわけです。

 

 

そして、クライエントに対する「理解の深さ」からくるあいづちや応答は

クライエントの洞察に大きな影響を与えます。

 

 

 

表面上、カウンセラーはあいづちだけの対応になっていても、

内面ではクライエントの経験の世界に没頭できている。

 

そういうカウンセラーの共感の感覚が、

カウンセラーのあいづち、表情、全身から伝わっていく。

 

 

クライエントはそれをヒシヒシと肌で感じることで、

自分がカウンセラーに伝えていることを再認識する。

 

そうしたお互いの関係性の中で、

クライエントは自己洞察を着実に深めていくわけです。

 

 

 

こういう面接の録音を傍で聴いてみると、

なぜこれほどクライエントの洞察が進んでいくのかが

人によってはよくわからないかもしれません。

 

 

クライエントは自分自身を熱心に語り続ける。

 

カウンセラーはそれにあいづちや短い応答だけで対応している。

 

それなのに、クライエントの話の内容は

気持ちのよい位ドンドンと確かな道のりを辿り続ける。

 

 

しかし、聞く人(わかる人)がその録音を聞けば、

その「あいづち」や「短い応答」が実は面接を動かし、

"言外"のカウンセラーの姿勢が「確かに作用している」ことが見抜けます。

 

 

つまりカウンセリングを深く学ぶということは、

こうした人間関係の"機微"にふれることだといえるのです。

 

 

 

カウンセリングではクライエントに対する理解の深さが必須です。

 

カウンセリングの学習でも「学習の深さ」があれば、

そこから得られるものは学習者にとって

大きな「財産になる」といえるでしょう。

 

 

 

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