「誰も知らない共感の真実」メルマガ第167回:2016年2月23日

こんにちは、養成塾の塾長、鈴木です。

 

 

 

「共感」という言葉があります。

 

カウンセリングだけでなく、最近では

ビジネスの世界でも使われます。

 

言うは易く、行うは難し。

 

これはこの「共感」でも、例外ではありません。

 

 

 

カウンセリングを学ぶ。

 

あるいは、実際にカウンセリングをする。

 

その際に、共感はどうしても必要になります。

 

 

 

ところが、共感あるいは共感的理解を

「本当の意味で実践できる人」は、案外少ないのです。

 

多くの人が、この共感が出来ずに苦労します。

 

 

 

また、多くの人が「出来たつもりになっている」ことも事実。

 

自分では出来たと思っている。

 

しかし、実際には出来ていない。

 

こういう場面を数多く見てきました。

 

 

 

では、共感できているとは、どういう「状態」を指すのでしょう。

 

 

 

私がカウンセラーとして駆け出しの頃。

 

共感できている状態がどんな状態なのか?

 

よくわかりませんでした。

 

 

 

ただ、一つだけわかっていたことがありました。

 

それは、共感できているというのは、「状態」であるということ。

 

共感できているという状態なんだということ。

 

 

 

そのことだけは、わかりました。

 

 

 

結局この「状態」を自分で体現できるまでには、

5~6年の年月を必要としました。

 

いえ、厳密にいうと、駆け出しの頃、既に体験はしていました。

 

体験はしていたのですが、それはほんの一瞬のこと。

 

再現性がなかったのです。

 

 

 

あなたも実は、既に体験しているのです。

 

例えば人の話を聞いていて「そうか!そういうことか!」と、

膝を打つような感覚になった経験があると思います。

 

そういう時は、いちいち頭で考えなくても、

自然と言葉が出てきましたよね。

 

 

 

そういう風に出てきた言葉に、相手はこういう反応を起こすはずです。

 

 

 

「そう!そうなのよ!」「でしょ~!」

 

 

 

女子会のトークでよく見られる光景です(笑)

 

ですから、一瞬であれば、誰もが体験しています。

 

 

 

カウンセリングでは、これを維持しすることが求められます。

 

そこに再現性が必要で、体現できることが必要なんですね。

 

 

 

共感出来ているという状態。

 

私の場合、5~6年する頃から自分なりに

再現(体現)が出来るようになりました。

 

 

 

感覚的には、言葉が自然と浮かんでくるという感覚。

 

適切な応答が勝手に自分の中から浮かんできます。

 

この感覚で発した言葉は、クライエントにスンナリ受け容れられます。

 

 

 

なぜ、クライエントにスンナリ受け容れられるのか?

 

それは、その言葉(応答)が

クライエントの感覚にピッタリくるからです。

 

クライエントが一番伝えたかったこと、わかってもらいたかったこと。

 

まさにそのものズバリが言葉になっていたからです。

 

 

 

では、どうすればこのような言葉が出せるのでしょうか?

 

 

 

カギを握るのは「実感」です。

 

クライエントと同じ「実感」をわかち合うこと、

わかち合えることです。

 

 

 

クライエントが伝えたい経験、感情、感覚、思い。

 

それらをカウンセラーが同じように、深くわかち合う。

 

すると、そこにはカウンセラーの実感も出てきます。

 

この実感が生まれれば、それを言葉にするのは難しくありません。

 

 

 

クライエントの悲しみ、怒り、虚しさ、不安、怖れ、絶望。

 

これらをリアルに、そして深くわかち合えるかがカギです。

 

そして、こうした感覚を頭ではなく、心で感じる。

 

心の実感を伴い、わかち合えている。

 

 

 

この瞬間に「共感的理解」が成立するのです。

 

 

 

もちろん、これは否定的感情や感覚だけではありません。

 

クライエントの喜び、充実感、希望、感動、感謝。

 

こうした肯定的な感覚も同様にわかち合います。

 

 

 

つまり、クライエントの人間性、経験、感情、感覚。

 

クライエントが伝えようとしているもの。

 

それらをまるごとわかち合おうとするわけです。

 

 

 

本当にわかち合えていれば、そこには必ず「実感」が生まれます。

 

この実感がないままに共感できたことにしようとする。

 

だから「おうむ返し」のような言葉しか出せないのです。

 

 

 

そして、実は次のことも大事なんです。

 

本当に実感があるなら、「同じ言葉じゃなくてもいい」わけです。

 

 

 

例えば、悲しみの表現はいくつもあります。

 

寂しさを表す表現も、比喩的だったり、擬人的だったり、ことわざだったり・・・・

 

それこそ、複数あるはずなんです。

 

実感があれば、これらを自分の言葉に変えることができます。

 

 

 

「あの言葉に、自分はとても動かされました」

 

 

こうしたクライエントの表明があったとします。

 

それにカウンセラーがどう応答するか?

 

 

 

「(その言葉が)刺激になったわけですね」

 

「(その言葉に)奮い立たされたんですね」

 

「その言葉が、胸に響いたわけですね」

 

 

 

という具合に、いろいろ表現が可能なはずです。

 

 

 

話の流れ、一番伝えたい感覚などを踏まえて、

カウンセラーが言葉を選ぶわけです。

 

その「選ぶ」にしても、どれにしようかな・・ではないのです。

 

瞬間的に「これ」と浮かんでくるのです。

 

 

 

なぜなら、何度も言いますが、そこには自分の「実感」があるからです。

 

カウンセラーの実感があるから、自然に言葉になるのです。

 

 

 

しかも、その実感はクライエントの実感と出来るだけ近いものです。

 

つまり、「互いにわかち合えている実感」ということです。

 

 

 

そして、大切なところは、カウンセラーの実感を通して、

クライエントが改めて自分の実感を味わい直すところにあります。

 

この「味わい直し」によって、クライエントは自分の感覚を、

よりリアルに、より鮮明に、そしてより正確に再認識します。

 

自分が無意識だったり、不明瞭だった経験、感情、感覚などを

改めてしっかりと意識化できる瞬間です。

 

 

 

カウンセリングによって、クライエントは

自分の感覚を改めて、あるいはより鮮明に「自覚」します。

 

その繰り返しの体験によって、自分の無意識を意識化し、

自分自身や問題の本質に気がついていきます。

 

これがカウンセリングの大事な本質の一つなのですね。

 

 

 

この実感の感覚がコンスタントに持てるようになると、

カウンセリングの進展は飛躍的に進み、

その面接はかつて経験のないほど深まります。

 

クライエントの自己洞察や問題への洞察も、

面白いように進み、深まっていくわけです。

 

 

 

共感とは、こうした感覚や実感をもつこと。

 

共感できるとは、そうした「状態」になることです。

 

 

 

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