メルマガ第156回:2015年11月17日「難しい、苦手なクライエントが来たら」

「難しい、苦手な人がクライエント」の場合について。

 

今日は、自分にとって難しいと感じるクライエントや、

苦手だなあと感じるクライエントについてです。

 

カウンセリングや相談業務を続けていると、

時々そう感じる方がクライエントとしてやってきます。

 

そういうケースを、私たちはどう受け止めればよいのでしょうか。

 

 

 

例えば、それがひねくれた人だったり、自己中心的な人だったり、

威圧的な人だったり、感情の起伏が激しい人だったり・・・

 

まあ、いろいろいらっしゃるとは思います。

 

そういう方と、どう向き合っていけばいいのか?

 

これは、カウンセリングにおける永遠のテーマといっていいでしょう。

 

 

 

結論から言うと、先ずはしっかりと向き合うことです。

 

そこで、どう向き合うのかを、今からお伝えします。

 

 

 

例えば、自己中心的な人が、クライエントとして来たとします。

 

その人の話の内容は、やはりどこか自己中心的だったりします。

 

そういう話をどう聞き、どう向き合えばいいのかということですね。

 

 

 

こういうクライエント、こういうケースこそ、私たちには大きな学びがあります。

 

どんな学びかというと、その自己中心的だと感じる部分を、我々も持っている。

 

だからこそ、そういう人がクライエントになって、目の前に現れてくれるということです。

 

 

 

始めは、クライエントは自己中心的だな・・という捉え方になるかもしれません。

 

そしてそれは事実でもあります。

 

 

 

しかし、その事実を認識するだけでは、カウンセリングは進展しないんです。

 

そこには、もう一歩踏み込んだ捉え方が求められてきます。

 

 

 

それは、「自分にも似たところがある」という捉え方です。

 

 

 

最初は信じたくはないでしょう。

 

自分はそんな自己中心的な人間ではないとしか思えないかもしれません。

 

でも、自分は・・ではなく、「自分にも~ところがある」です。

 

 

 

大方、自己中心的なところは、自分にはない。

 

けれども、ある部分にはあるのかもしれない。

 

そういえば、過去にこんな態度を、つい取ってしまったな。

 

そういう厳密な自己洞察が求められているわけです。

 

そうやってみると、大抵は「やっぱり自分にもあるな・・」となります。

 

 

 

そうやってカウンセラー自身が自分と向き合いながら、

同時にそのクライエントと向き合います。

 

なぜ、この人は自己中心的なのか?

 

この人の人間性(パーソナリティー)で、他に見えてくることはないか?

 

そうやって見ていくと、優しい部分、気を遣っている部分も見えてきます。

 

そういう部分と一つ、また一つと関わっていきます。

 

それが「人を理解する」「理解に努める」ということです。

 

 

 

そしてやがて、この人が自己中心的でしかいられない事情も見えてきます。

 

そうか、この人はいろいろな一面があるのに、

ある状況では自己中心的にしかなれない。

 

本当は、心のどこかで、そんな自分を良しとは思っていないのか。

 

この人もそういうジレンマに悩まされ、苦しんでいるということの現れなんだ・・・・

 

 

 

そんな風に捉え方に幅が出てくると同時に、

少しずつ相手に共感できるようにもなっていきます。

 

 

 

すると、その人への意識も変わり、その人との関係も変わっていきます。

 

粘り強く向き合うことで、その人(クライエント)も変わっていくかもしれません。

 

 

 

ただ、どうしても変わらない、限界だということも出てくるでしょう。

 

大切なのは、あなたがカウンセラーとして最善を尽くせたかということ。

 

本質的に問われるのは、そこなんですね。

 

 

 

結果は思うとおりにならないこともあります。

 

しかし、力を尽くして取り組めたのかということは、後々自分自身の中で問われます。

 

ここでごまかさずに精一杯取り組めたら、それはカウンセラーの力に変わります。

 

カウンセラーとしてひと皮も、ふた皮も向けたことになります。

 

ここが一番大事なところなんですね。

 

 

 

カウンセリングで誰もが学ぶ「肯定的配慮」「積極的関心」。

 

これらをどこまで保ち、維持して接していけるか。

 

そこが問われているともいえます。

 

そこをどれだけあなたが「精一杯」「力の限り」取り組めたかです。

 

その経験がカウンセラーとしての力量を伸ばしてくれます。

 

 

 

そしてこれは、カウンセリングだけの話ではないことには、もうお気づきですよね。

 

人間関係全般にあてはまる法則のようなものです。

 

人間関係を通して、最も深く尊い学びともいえますね。

 

 

 

この学びができるか、できないかは、人生の大きな分岐点になります。

 

カウンセリングというのは、クライエントにとって人生そのものです。

 

しかし、我々カウンセラーにとっても、やはり、人生そのものなんですね。

 

 

 

難しい、苦手だと感じる人が、クライエントとして現れた。

 

これは深く尊い学びの機会が訪れたんだと、捉えてみてください。

 

決して、一方的にクライエントを問題視して、

自分は楽なところからものを言うことだけは、しない方がいいと思います。

 

逃げずに向き合うことで、活路が開けてきます。

 

 

 

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