「成否を決める見えない要素とは」メルマガ第154回:2015年10月16日


最近の私のカウンセリングのスタイルには、少し変化が出てきました。


こちらから「伝える」というストロークが増えました。




養成塾では「ひたすら聞く」「徹底した理解に努める」と教えています。


それは、カウンセラーから何かを伝えるとき。


そこには、きちんとクライエントに伝わる要素が揃っていないとならないからです。




傾聴と共感的理解を通した、深く確かなクライエント理解。


絶対的な信頼関係をお互いが感じている関係性。


伝える問いかけ、投げかけ、助言などのメッセージの確かさ。




こうした要素が出揃って、初めてカウンセラーの伝えたいことが伝わります。


そして、それを受け取ったクライエントは、

受け取ったメッセージを実践できます。




最近の私のカウンセリングでは、こうした要素が早く出揃うようになったのです。


おそらくこれは、自分自身の経験値や試行錯誤が

実を結んだからではないかと思っています。


だから、早い段階で助言や問いかけ、そして私が感じたことを伝えるようにしています。


すると、クライエントの回復や前進も、より早く促進されるようになりました。




不思議なもので、こうした変化が私の内面とカウンセリングで起きると、

今まで以上に難しい相談が来るようになります。


また、今までにない新しい相談内容が来るようになります。


まるで、私自身の変化に呼応しているかのようです。




ただ、ここからが実は、今日の話の主題です。


傾聴・共感するにせよ、助言するにせよ、もっと大事なことがあるんです。


それは、伝えるではなく「伝わる」「伝わってしまっている」ということです。




別な言い方でいえば、何を伝えているかではなく、何が伝わってしまっているかです。


カウンセラーの心の中に不安、否定感、迷いがあれば、

それは目に見えない形でクライエントには伝わっています。


また、そうした内面の不安や否定感、そして迷いは、

カウンセラーの表情、まなざし、態度、言葉、話し方などに現れます。


正直、これは隠しようがなく現れてしまうといっていいでしょう。




逆に、カウンセラーの心の中に安定感、自信、確信があれば、

これもクライエントには確実に伝わっていきます。


カウンセラーの話を聞く態度、応答の仕方などに現れます。


それこそ、目に見えない形で互いに影響しあっているわけです。




カウンセラーの「大丈夫、必ず解決策は見つかります」と心底思っているという態度。


「あなたなら、必ず乗り越えられます」という確信。


カウンセラーが心の底からそう思っていれば、クライエントにはそれが伝わります。


こうした要素が伝わるからこそ、クライエントは回復し、前に進み始めます。




「オーラ」とか「波動・波長」といった言葉もあります。


カウンセラーから発せられる目に見えない要素は、カウンセリングではとても重要です。


カウンセラーから醸し出される雰囲気、カウンセリングで漂う空気感。


こうしたものが、最終的にはカウンセリングの成否を左右します。




ですから、カウンセラーは普段から、自分の内面を高めておく必要があります。


物事に対して寛容で、前向きで、高い問題意識をもっている。


いざというときこそ、泰然自若として落ち着いている。


常に自分の軸をもち、その軸を崩さない。




こうした意識や姿勢、内面的な強さが必要になります。




もちろん、カウンセラーも人間ですから、悩み、迷いもします。


しかし、そうした悩みや迷いと真正面から対峙し、そこから学びを深めていく。


そういう姿勢が、確かなカウンセリングにつながっていくことは確かです。




ですから、カウンセラーがSNSで愚痴ったり、調子が悪いと書いたりするのは、

自分の「ブレ」を曝しているようなものです。


こうしたカウンセラーの依存性を公開していると、同じような依存者が近づいてきます。


カウンセリングでは「主体性」「自立性」が大切です。


クライエントが自ら主体的に問題解決にあたる。


そういう取り組みの場ですから、依存から抜け出せないと、

カウンセリングによって人生の難題を乗り越えることはできません。




悩んだり迷ったりするのは、人間ですから当たり前です。


しかし、その悩みや迷いに振り回され、その弱さを垂れ流すようでは、

良いカウンセリングは出来ません。


なぜなら、SNSなどでそうした投稿をするカウンセラーは、

必ず面接でもその傾向を露呈しているからです。




逐語検討を嫌がり、怖がるカウンセラーは、こうした自覚があるから避けるのでしょう。


厳しい言い方になりますが、クライエントの援助をするとは、とても厳しいことです。


甘い意識や中途半端な姿勢で臨めば、クライエントに必ずそこを指摘されます。


もしくは、互いに依存し合って何も進展しないカウンセリングに終始するでしょう。




しかし、とにかくクライエントのために、普段から高い意識を持とう。


不安や迷いがあれば、逃げずに正面から向き合い、克服していこう。


そういう意識があれば、その意識や気迫は、必ずクライエントには「安心感」としてに伝わります。


そして、その気迫、覚悟というものを、クライエントも肌で感じ、学び、成長していきます。


カウンセリングとは、こうしたところで既に決着がついているといってもいいでしょう。



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