「別次元に飛躍する勉強法」メルマガ第152回:2015年9月28日


カウンセリングを学ぶ人は、本当に増えてきました。


ですが、それと同時に、その勉強の仕方に悩む人も増えてきました。


なぜ、そのようなことになるのでしょう?




カウンセリングの学習で、最も抜け落ちていること。


一番大切なのに、一番敬遠されてしまうこと。


何よりも基本的なことなのに、何よりも疎かになっていること。




こういうところに着目すると、真実が見えてくるものです。


その答えは、存外にシンプルなものです。




私たち人間は、どこか不完全な生き物です。


ですから、失敗や過ちを犯してしまうことも多い。


そこから学び、改め、進歩・成長を続ける。


人間の営みとは、その繰り返しなのかもしれません。




そんな不完全な私たちを象徴することがあります。。


それは、私たちにとって、自分のやったことを正確に振り返ることは、

実は、とても難しいのだということです。




自分がやったことは、自分が「こうやった」と思っている事と、実際は違う。


自分が「こう言った」つもりでも、実際は違うことを言っている。


「こう伝えた」と思っていても、実際は違う伝わり方をしている。




こういうギャップは、私たちが思っている以上にあります。




その事に気づいたのは、私が師のもとで訓練をしている時代でした。


私は自分のカウンセリングを録音し、逐語記録を作成しました。


そして、それらの記録を師に細かく見て頂き、

いろいろフィードバックを受けました。




まず、自分のカウンセリングの逐語記録を作成する段階。


逐語を起こすためには、録音を何度も聞き返す必要があります。


一言半句にわたり、正確に記録化するためです。




クライエントの話、自分の応答、これを何度も聞き返す。


すると、自分の聞き方や理解の仕方の不正確、不的確な部分に気づきます。


また、自分がこう言ったと記憶していた応答が、

実際に聞き返すと微妙に違っていることもありました。


つまり、自分の「記憶」と実際の「記録」とに"ズレ"があったのです。




これは何を意味すると思いますか?




それは、自分が「やったつもりになっていたこと」と、

「実際にやったこと」との間に「ギャップ」があるということです。


この「ギャップ」が限りなくなくなれば、カウンセリングの成功率は上がります。


逆にこのギャップが大きいほど、失敗する率は上がるということです。




もう気づかれたと思いますが、問題にすべきは、このギャップの検証です。


これはスポーツを例にとると、わかりやすいと思います。




正しい方法を教わり、頭でも理解出来たとします。


そこで、自分では、その通りにボールを投げたり、打ったり、蹴ったりした。


けれども、その様子を録画し、再生してみると・・・・・・




こんなに頭が突っ込んでいるとは思わなかった。


こんなに腕が縮こまっているとは思わなかった。


こんなにタイミングが早いとは思わなかった。




このギャップをいかに埋めるかによって、上達度合いが変わります。


カウンセリングや傾聴も、全く同じことです。




実際のカウンセリングやロールプレイを録音してみる。


自分ではじっくり聞けたと思う。


適切な言葉を投げ返せたと思う。


そこで、実際にその録音を聞き返してみると・・・・・




こんなに聞けてないとは思わなかった。


こんなにしゃべっているとは思わなかった。


こんなに自分勝手な理解をしていたとは思わなかった。




このギャップをいかに埋めるかによって、上達度合いが変わります。


ところが、この作業を多くの人が最も嫌がるのです。


多くの人が避け、無意味だと主張し、この検証作業は廃れていきました。




最も大切であり、最も必要であり、最も基本的な検証作業。


その方法が、最も忌み嫌われ、最も敬遠され、

最も無意味な方法だと片づけられてきた。




これが、心理の世界の現状なんですね。


カウンセラーの社会的信用が崩壊した原因の一端が、ここにあります。




なぜ、このようなことになるのか?


私の師は、こう断言していました。




「逐語検討を嫌がるのは、カウンセラー側の防衛でしかない」




私の師は、クライエントの問題以上に、

カウンセラー側の問題に厳しい人間でした。


クライエントがどう言ったかより、

カウンセラーがどう言ったかを厳密に取り上げました。




そういう逐語検討作業では、カウンセラーは自分の未熟さを思い知らされます。


自分の不出来さを白日のもとに曝されるようなものですからね(^^;




しかし、それもこれも、クライエントのためだと思うから取り組んだわけです。




カウンセリングや傾聴には、もちろん、他にも有益なトレーニングがあります。


ですから、そうしたトレーニングを否定しているのではありません。




それらのトレーニングと合わせて、ぜひ、

録音や逐語の記録検討を取り入れてみてください。


こうした検討作業に継続して取り組めば、

あなたのカウンセリングや傾聴の能力は別の次元に飛躍するはずです。




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