「どうすれば問題の答えにたどりつけるのか?」メルマガ第143回:2015年6月23日


オープンセミナーで一番人気があるのが

「傾聴トレーニング」です。


そこで行うロールプレイを観て感じること。


それは、聞き手役の方が焦ってしまうことが多いことです。




何をどう焦っているのか?


参加者に確認してみてわかりました。


皆さん、どこかで「早く答えを出さなきゃ」と焦ってるんです。




思い当たることはないでしょうか?




「良いこと」を言わなければいけない。


「役に立つこと」を話さなきゃならない。


いいカウンセリングをしなければいけない。




そして、早く問題解決の答えを出さなきゃいけない。


心のどこかで、そのような焦りがあるというのです。




もちろん、カウンセラーとして、聞き手として、

そのような焦りが出るのは、仕方がありません。


ただ、残念ながら「こうした焦り」は失敗につながりやすい。




上手くやろうとすると、上手くできないんですね。




そもそも、本当の答えって、クライエントの内側からしか出てきません。


カウンセラーが持っているものではありません。


カウンセラーが出そうとして出せるものでもありません。




「出す」のではなく「出てくる」もの。


しかも「クライエントの内側から」となります。




表面的な回答ではなく、本質的なこうした回答は、

そんなにすぐには出てこないものです。


だから、面接の冒頭や初回の面接自体は

答えを求めず、じっくり状況や全体を捉えることです。




そして、カウンセラーが予めもっていた答えと、

クライエントの内側から出てきた答え。


それらがたとえ、同じものであっても、同じではないんです。




例えば「今の状況を受け容れ、できることから始める」という答え。


カウンセラーが元々この答えを持っていた。


その後、カウンセリングが進むうちに、

クライエントも同じ結論にたどり着いた。




それでも、この答えは同じとはいえないんです。


答えの内容は同じでも、それがクライエントの試行錯誤から生まれた。


そこに意味があり、だからこそ「本当の答え」といえるんですね。




そういう答えは、やっぱりそんなにすぐに出てきません。


出てくるまでには、その試行錯誤の時間が要る。


試行錯誤のプロセスを、必要な時間をかけて踏むしかないんです。




クライエントの内側から出てくる。


だから、クライエントの内側に耳を傾ける。


そういうことを丁寧に、粘り強くやるしかないんですね。




早く答えを出そうとすると、耳を傾けられなくなります。


余計なことを何かやりたくなってしまいます。


無理に何かを動かそうとしたくなります。




その結果、カウンセリングは上手くいかなくなる。


それは、心のどこかに「焦り」があったのではないのでしょうか?




本当の答えは、クライエントの内側からしか出てこない。


そしてその事を深く信頼することが、

やっぱり一番大切なんじゃないかと思います。




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