「落ちこむことが大切」メルマガ第140回:2015年5月29日


「とことん落ち込むことが大切」




かなりの人が勘違いしています。


どんな勘違いか?


それは、落ち込むということが良くないと思っていることです。




カウンセリングをする上で、クライエントが落ち込んだ状態でいる。


あるいは、カウンセリングをしていく中で、

クライエントが徐々に落ち込んでいく。


その時、落ち込ませないようにしたり、

落ち込みをテクニックで回復させようとする。


これは、場合によっては裏目に出る事があるんです。




問題の本質や自己洞察も出来ないほど混乱している。


そういう場合、一時的な回復は必要です。


精神病などの急性期などは、安定を最優先に考えるからです。




しかし、問題の本質に向き合ったり、自己洞察を深めたりする場合。


その場合は、しっかりと落ち込んでいく必要があります。




人間は、浮上できないと思ったら、

とことん落ち込むことができないものです。


逆に、浮上できると直感すれば、しっかりと落ちこもうとします。




ただ、本人の意識としては、落ちこもうとは思っていません。


問題にしっかりと向き合おうという意識だと思います。




ロジャーズは否定的な感情をとても重視します。


「否定的な感情を肯定的にせよ」とは言っていないのです。


むしろ否定的な感情は十分に「体験させる」と説いています。




私もクライエントが否定的な話をしている時には、

否定的な状態にとことん同行します。


どこまでも否定的な世界に同行させてもらうのです。


なぜなら、結果として、その方が本当の意味で浮上できるからです。




いかにして否定的な状態に寄り添っていくのか?


それは「養成講座」の中で徹底的に学習します。




否定的な表明にどこまでもついていく。


それを何か気づかせよう、知らせよう、教えてあげよう等と、

そういう計らいは一切不要です。


むしろ、そういう発想をもったり、そういう動き方をすれば、

カウンセリングは失敗します。




問題の本質に向き合おうという流れで落ち込んでいく。


その場合、クライエントはある種の覚悟をしています。


落ちるのは辛いですし、苦しいです。


しかし、それと同時に覚悟があるわけです。


苦しみながらも、そこから今までにない本質に気づきます。




折り合いの悪い上司に対して、

もっと自分から働きかけが必要だということを気づかされた。


友人に心無いことを言われて傷ついたけれども、

その経験から自分が人に如何に関わってきたかを反省させられた。


やることなすこと上手くいかないと自信を失っていたけど、

自分は目の前のことから逃げていたということに心底気がついた。




それぞれ気づきの内容は違いますが、

落ちこむことで真実に目を開かされることが多いんです。




そして、ここでもう一つ大切なこと。


それは、学ぶのはカウンセラーからではなく経験からだということです。




人は辛い経験、苦しい経験、そうした経験からこそ、

深い気づき、大切な学びを得るものです。


そのためにも、否定的な感情等をしっかりと体験すること。


本質と向き合うために、とことん落ち込むこと。


そういうプロセスはむしろ、十分に経験する必要があります。




こうしたプロセスを活かせるようになってくると。

かなり深い面接が出来るようになります。


「何とかしなきゃ」とは思わずに、

「とことん付き合っていこう」と思うことです。


オープンセミナーでは、これらを具体的事例をもとにお伝えしています。


こうしたプロセスを生み出せるような技術を

しっかりとマスターして頂ければと思います。




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