「これが一番勉強すべきことでした」メルマガ第125回:2015年1月14日


「一番勉強すべきことは?」



カウンセリングの勉強をされている方。


その数は、年々増えているかもしれません。


近年心理学への興味が広がりました。


私が大学生の頃などは、心理学部に入学する人は少なかった。


しかし、今は臨床心理学部(科)は、むしろ人気の学部です。




臨床心理やカウンセリングへの興味が広がった。


カウンセリングの資格取得を目指す人も増えた。


もちろん資格取得者も格段に増えました。


けれども、カウンセリングの学習は、混迷を極めています。




資格を取ったけれども、その後、何をどう勉強すればいいのか?


どういう教育訓練を受ければいいのか?


そういう壁にぶつかる人がとても多いようです。




ちなみに、教育訓練の「教育」とは「知り、理解する」こと。


「訓練」とは「出来るようにしていく」ことですね。


この両方の学習の方向性が、なぜか資格を取った途端に見えなくなる。


何とも不思議な話だとは思いませんか?




カウンセリングの勉強は、ともすると方法論的になりがちです。


応答の仕方はああだこうだ、相槌の打ち方はこうするんだ。


そういう枝葉の話に終始しがちです。


しかし、そもそもカウンセリングのゴールは何か?


あなたは何だと思いますか?


何だと思ってカウンセリングの教育訓練を受けていますか?




カウンセリングは心理療法の一つです。


クライエントの精神機能を回復させること。


クライエントの物事の捉え方や自己概念を変容を起こすことです。


そして、そのためにクライエントの日々の習慣を改善していく取り組みです。


様々な応答技法、ケース検討なども、そのための手段に過ぎません。


この目的と手段の混同が、カウンセリング学習の混乱を招きました。




カウンセラー資格に関しても同様です。


資格は先に挙げた目的の手段であり、一つの通過点です。


カウンセリング活動をせず、あくまでも勉強が目的であれば、

一つのゴールかもしれません。


しかし、相談活動を視野に入れているのであれば、

資格取得は一つの通過点であり、そこからが本番スタートです。




では、その目的といえる「精神機能の回復」は、どうすれば起きるのでしょう?


どうなればクライエントは捉え方や自己概念を変容できるのでしょう?


クライエントの日々の習慣は、どう変われば適切で、

どのように変えられるのでしょうか?


カウンセリングで学び、習得すべきは、その理論と実践方法です。


これを知っているだけでなく、現場でできるようにすることです。


カウンセリングの教育訓練とは、それ以外の何ものでもありません。




様々な心理学や心理療法でも、そこが一番の焦点になります。


しかし同時に、そこが一番ぼやけてしまっていることも事実です。




クライエント相手に、違う考え方や行動を示唆する。


反論を試みたり、記録化させて気づかせる。


繰り返し習慣化を図るために宿題にする。


心理的不適応が如何に起こるかは解明が進んでも、

肝心の「どう援助できるか」は、未だこの程度の結論です。




ロジャーズのカウンセリングは、ここが違うんです。


示唆や説得、助言、提案などは無力だと言い切っているんです。


新しい心理学や心理療法においても、この「どう援助できるか」の部分が浅い。


ロジャーズの逐語検討を起点にした研究成果は、

「どう援助できるか」の道筋を導き出したところにあります。


そしてその道筋を具体的な事例、具体的な場面を通して、

解き明かしていったところにあります。




人は説得されても動かない。


示唆を受けても、助言されても、励まされても、強制されても変わらない。


では、そう働きかければ心も動き、行動も変わるのか?


心理学(臨床心理学)やカウンセリング(心理療法)は、

常にここにフォーカスされるものなのではないでしょうか?



このメルマガを購読されたい方は下記よりご登録ください。↓

 

 

 

メールアドレス:

 (必須)
お名前  (必須)

 

 

 >>オープンセミナーの詳細はこちら