「カウンセラー資格の表と裏」メルマガ第108回:2014年7月15日

こんにちは、鈴木です。
メルマガを開封して頂き、ありがとうございます。

 

 

「カウンセラー資格の表と裏?」


もしあなたが、カウンセラー資格を取ろうとしているのであれば、
今日のメルマガは非常に有益な情報となるでしょう。

既にカウンセラー資格をお持ちの方なら、
今までの疑問や違和感をスッキリと解消できる情報です。


巷には数多くのカウンセラー資格があります。

臨床心理士や産業カウンセラー等々

養成塾では資格を用意していませんが、有資格者や、
既に自分の現場で相談活動をされている方も学びに来られます。

受講者の皆さんの本当に多くの方が
カウンセラー資格について質問をされます。

質問に共通しているのは「この資格の信頼度はどの程度か?」
「この資格試験の内容は実践的なのか?」といったものです。

つまり、その資格を取ることで、実際のカウンセリング面接が
ちゃんとできるようになるのか?という質問ですね。


この質問に真正面から答えるには、
押さえておきたいポイントが3つあります。


1)その資格を取るための講座で教えられた内容

2)試験で求められる技量

3)試験内容


この3つのポイントから見た場合、残念ながら一部の資格を除き、
ほとんどのカウンセラー資格が受講者の期待に応えられないのが現状です。

つまり、実際のカウンセリングを行う際に、
まるで役に立たない講座や試験の内容だということです。


例えば・・・・

・応答技法の基本はオウム返しである。

・キーワードだと感じる言葉は、すかさずその場で繰り返す。

・質問を重ね、相手の内面を引き出していく。


こうした教えを授業の中で行い、試験項目にも入れてきます。

しかし、こうした対応は、実際にはまず通用しません。

これはもう、断言してもいいでしょう。


養成塾の授業の中では、通用すること、しないことを
ロールプレイや実際の面接記録を用いて検証していきます。

ですが、それを持ち出すまでもなく、上記の対応がいかに不適切で、
なおかつ非現実的であるかを、これから説明します。


・応答技法の基本はオウム返しである。

いちいち言ったことをオウム返しされたら、
話しにくくてしょうがないと思います。

何だかちゃんと聞いてくれてるのかも怪しく思えてきます。

何度もオウム返しされたら、気分が悪くなってきます
(バカにされているような気分)


・キーワードだと感じる言葉は、すかさずその場で繰り返す。

話し手「最近ちょっと自分に自信がなくて・・」

聞き手「自分に自信がない」

話し手「・・ええ。それで職場で人間関係もちょっと上手くいかなくなって・・」

聞き手「人間関係が上手くいかない」

話し手「・・そ、そうですね。だんだん、人の目が気になるというか・・」

聞き手「人の目が気になる」

こんな風に言葉を挟まれたら話が途切れてしょうがないです。

何度も言葉を挟まれていくうちに、
話し手は言いたいことがわからなくなっていきます。

第一、とても不自然な会話になっていきます。


・質問を重ね、相手の内面を引き出していく。

質問するということは、これも相手の話や思考を中断させるリスクがあります。

また、クライエントは質問されても答えられないことをいくつも抱えています。

答えられないことを質問されると、混乱します。

また、質問を立て続けにされると、
話し手は「責められているような気持ち」になることもあります。


この「引き出す」ですが、カウンセラーが何かを引き出すという発想はNGです。

なぜなら、カウンセラーが引き出すものではないし、
引き出せるものでもないからです。

クライエントが自ら打ち明けたり、自分の意志で言語化してくる。

そういう話だからこそ、その話に意義や重みが出てくるからです。

クライエントが主体的に自己洞察を行うからこそ、
その洞察内容に真実味が出てきます。

カウンセラーに迫られた洞察は、無理やり言語化したものが多く、
クライエントの内面が正確に表現されていない場合が多いんです。


また、過去にトラウマがあったり、精神的に参っている状態の場合、
訊いてはいけない質問というものがあります。

質問して大丈夫なこと、ダメなことの弁別もできずに、次々と質問をしていく。

もしそんなことをしたら、
それこそ取り返しのつかないことになってしまいます。


次に、資格試験の実態と裏側について書いてみます。

多くのカウンセリングの学校や団体で教えられている内容。

その内容がなぜ、実際のカウンセリングでは不適切で通用しない内容なのか?

それは、その資格や試験の作成者・講師が、
現場にあまり精通していないということが挙げられます。

教科書の知識や理論学習だけでなく、実際の現場経験がどれほどあるか?

また、一つ一つの面接をどこまで深く研究し続けているか?

これらが豊富でしっかりとしたものであれば、
その確かさは授業の内容に反映されます。

そして多くの受講者が、専門知識がなくても、
その授業内容が確かかどうかを、直感的に感じるものです。

だから現実離れしていたり、適当に加工した内容だったりすると、
教わる側はどこか違和感を覚えたり、不安を感じたりするわけです。

つまり「日常の会話でそんなことやらないけどな?」と思うからですね。


裏事情としては、講師という仕事で生計を立てる。

そのために、一つの学習マーケットを生み出しました。

それが「資格ビジネス」だといえます。

ビジネスであっても、受講した人が大いに満足できればいいでしょう。

そのクオリティーに満足し、実践でも通用するものであれば、問題はないわけです。

問題になるのは、カウンセリングの教科書を切り貼りし、
適当につなぎ合わせ、体系化したように見せた内容だからでしょう。


ちなみに養成塾では、資格を発行していません。

正直、資格を発行すれば、もっともっと生徒さんが来るかもしれません(笑)

しかし、発行しないのには、実は理由が2つあります。

一つには、師匠が生前に言っていた言葉があります。

師匠は私と話しているときに、こんな風な言い方をしたことがありました。


「最終的に我々に資格を与えられるのは、クライエントだ」


誰が資格を与えられるのか・・ということは、
私もそれまであまり考えませんでした。

それだけに、臨床歴40年の師匠の言葉は、とても重いものがありました。


もう一つの理由は、私の経験から感じたことです。

はっきりいって、カウンセリングをしっかりできるということは、
ものすごく大変なことなんですね。

ちゃんと聞けて、しっかり理解できて、クライエントの心に響く対応をする。

これらをちゃんとできるというのは、すごく難しいことなんです。

すごく難しいので、すぐにできるはずがないんですね。

だから簡単に資格なんかあげられないし、こちらは責任を持てないんです。

技術指導、臨床指導はしますが、資格は私が与えるものではありません。

そういう理由から、養成塾では資格に向けた指導ではなく、
クライエントの未来に向けた指導に努力しています。


資格を取ろうと勉強されている人たちにはショックかもしれません。

資格試験の勉強内容が、実践向けではなく、
資格を取るための内容だというわけですからね。


もちろん、一部には優れた内容、実技指導を経験できるところもあるでしょう。

資格全てを否定する気はありません。

ただ、私たちは何のために学び、何のために自分を磨くのか?

それは資格を取るためなのか?

それともクライエントの未来に少しでも役立つものを獲得するためのなのか?

こうした根本的な問いをもって、学習に励んで頂けたらと思います。

資格を取るだけでなく、カウンセリングの学習経験は、
実に様々な生きた学びを得ることができますからね。

    
           

※このメルマガを購読されたい方は下記よりご登録ください。↓

 

 

メールアドレス:

(必須)
お名前 (必須)

 

 

 >>オープンセミナーの詳細はこちら